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Real Fantasy物語 ~勇者ジェミニの伝説 外伝~ -もう1つの英雄伝説- 後編

 2025-10-04

元になるお話はこちらから「勇者ジェミニの伝説

この物語は、世界を恐怖に陥れる魔王を倒した勇者ジェミニの師となる2人のお話。

伝えられることなく歴史の彼方に消え去った、真実の物語。

 

Real Fantasy物語 勇者ジェミニの伝説 外伝 ~もう1つの英雄伝説~ 

前編はこちらをご覧ください。

 

 

国に戻った2人は、それぞれの国でその偉業を大いに称えられました。

お祝いムードのほとぼりが冷めた頃、サイオウはバルドティア王国のカノのもとを訪れました。

 

「よう、カノ。相変わらず元気そうだな。」

「ああ、サイオウ。お前も相変わらず冴えない顔してるな。」

 

戦友との再会にふたりは笑顔で握手を交わしました。

 

「もう準備はできてるぜ。早速出発するか?」

「そうだな。時間は有限だからな。行くか。」

 

サイオウは休暇をとってカノを誘い、一緒に世界を回る旅に出ることにしたのでした。

 

2人は世界中の国や町をまわり、世界ではどんなことが起きているのか、どんな人がいてそこにはどのような暮らしがあるのか、それをじっくりと体感していきました。

 

ある村での夜。ふたりは焚火を囲んで話し込んでいました。

「お前いつもそうやって火を起こすときは魔法は使わないんだな。というか、日常だと基本的に魔法を使わないよな。」

「ああ。私は魔法が好きではないんだよ。こうやって手間暇かけて火を起こしたり、ものを作ったりするほうが面白いだろ。ほら。見てくれ、この笛。いい音がするんだ。」

そう言うと、サイオウは笛を取り出し吹き始めました。

 

穏やかな音色が村中に響き渡ります。

 

それをニコニコと穏やかな顔をしてカノは聴き入っています。

「確かに、お前がそんなに楽しそうな顔をするところはめったに見られないからな。伝わってくるよ。俺まで嬉しくなるぜ。」

 

笛を吹き終わると、再び静かな時間が流れました。

 

パチパチと鳴る薪に急き立てられるように、サイオウは真剣な顔をして口を開きました。

 

「……なあ、カノ。私はあれから、自分の死に方をよく考えるようになった。」

「ん?ああ、ヒュメノスの件か。」

 

「ああ。……どんな死に方が自分にとって幸せなのか、自分の命はなんのために使うべきなのか。そんなことをよく考えるようになったんだ。私はその答えを探したくて、この旅に出たんだと思う。」

「……」

 

「カノ。私は、城へもどったら魔物討伐隊を抜けようと思ってる。仕方ないとはいえ、私は人を守るための魔法で人を殺めてしまった。もうあそこにはいられないし、できれば魔法も使いたくないんだ。」

 

「奇遇だな。俺も戻ったら騎士隊を抜けるつもりだ。人を殺めたこの剣に自信が持てなくなったんだ。何より、祖国の建国者をこの手で葬ったんだぜ?騎士を続けられるわけがない。それに、俺がもっと強ければあの半魔人を救う方法があったんじゃないか、とあの後散々悔やんだよ。ただ俺はお前と違って、剣は辞めない。ずっと剣と一緒に生きてきた。これは俺の人生の相棒みたいなもんだ。剣で人を殺めたことを、剣だけのせいにする気はない。その苦しみは剣と一緒に俺も背負って生きていこうと思ってるよ。」

 

「はは、お前らしいな。お前はいつも前向きで、明るくて、周りに力を与えられる。私だって例外じゃない。もちろん、うっとうしく思う時もあるが、それでもやっぱりお前に救われることも多かった。お前の剣は人に勇気を与えられる剣だよ。だから辞めないほうがいいと、私も思う。」

 

「はははっ、俺はただ能天気なだけかもな。しかし、俺にとっての剣と、お前にとっての魔法はずいぶん違うんだな。互いに強者と言われる人間だが、その根っこはこんなにも違うなんて、面白いもんだ。お前はこれからどうやって生きていくんだ?」

 

「そうだなあ……何をするかなぁ……。森の中でただただ自然と一緒に暮らしていくのも悪くないし、こうやって旅を続けるのも悪くないかもな。」

 

「そういえば、お前は今はリベルナに住んでるんだったな。どうだ、リベルナは?」

 

「悪くないよ。ならず者も多いが自由だ。……ただ、エルボス帝国領っていうのがちょっとな。あそこの兵士たちは乱暴で血の気が多いから、厄介事も多い。リベルナの町自体はセインティティアのほうが近いのに、なんでエルボスの領になっちまったんだか……。

…………なあ、カノ。俺が道に迷ったときはまたこうやって一緒に旅をしてくれるか?」

 

「何言ってんだ、サイオウ。当たり前だろ。俺たちがさらにおっさんになったときは、もっと世界も変わっているだろうさ。そんな世界をまた一緒に旅をしてゆっくり見て回るのも悪くない。その時には俺たちを超えるような剣士や魔道士が生まれてるかもしれないぞ。なんなら、それを俺たちの手で育ててるかもしれない。」

 

「ははは、それはいいな。うん……あぁ、楽しみだな。そのときはそいつに平和のための魔法をたくさん教えてやろう。それと魔法に頼らない生活の楽しさも。ああ……約束だぞ、カノ。」

 

「ああ。」

カノはにこりと笑い、何度も大きくうなずきました。

 

「そうだ。1つだけ好きな魔法があった。」

「なんだ?」

「風の魔法さ。風はいつだって自由で、世界中を駆け巡れる。私の命が終わる時は魔力で風になって世界中を旅してまわるのもいいかもしれないなあ。」

「勘弁してくれ、サイオウ!俺は風になったお前と旅するってことか?傍から見たら俺は、風とお話しながら旅してる愉快なやつになっちまうじゃないか。」

「なんだ、お前にピッタリじゃないか。はっはっは。」

 

2人は大笑いし、その後もふざけあいながら夜遅くまで話し込みました。

 

 

結局カノとサイオウは1年にわたって旅を続けた後、それぞれの国に戻り、軍を抜け各々の生活を始めました。

 

それから9年の月日が流れたある日。

 

リベルナで暮らすサイオウへ、エルボス帝国から命令が下りました。

 

【この度、エルボス帝国軍は魔法兵隊を結成することになった。元セインティティアの魔道士サイオウはその結成のための任に就くことを命じる】

 

エルボス帝国の国王に呼び出されたサイオウは、国王から直々に依頼を受けます。

 

「偉大なる魔道士サイオウよ。我が軍は剣による武力を強みとしておるが、そこに魔法部隊を結成することにより強国としてさらにその力を強めたいと考えておる。強さこそが今の帝国の繁栄の象徴でもあるのだ。魔道士サイオウよ、そなたに魔法兵隊を任せたい。力を貸してくれるな?」

 

「はい、国王陛下。身に余るお言葉でございます。しかし残念ながら今の私にはかつてのような魔法力はもうございません。第一線で戦う力も持ち合わせておりません。陛下が求めるような強い部隊を作るには、今の私は役不足かと存じます。」

 

「なんとそうであったか。だが構わぬ。そなたのような英雄が魔法兵隊にいるだけでもよいのだ。それだけでも他国への牽制になる。そして我が軍の士気も上がり、その噂を聞きつけ優秀な魔道士も集まってくるじゃろう。そなたは時折指導をしてやるだけでよい。」

 

「……はい、かしこまりました……」

 

サイオウはうつむきながら力ない声で答えました。

 

こうして、サイオウはエルボス帝国で新しく結成される魔法兵隊に力を貸すことになり、リベルナからエルボスへ移り住みました。

そしてわずか1年も経たないうちにエルボス帝国の魔法兵隊の力が世界に知れ渡るようになりました。

 

「最近国王はずいぶん魔法兵隊に熱心だな。」

「ああ、なにせあの英雄サイオウが魔法兵隊の結成に加わっているらしいからな。」

「なんだって!?あの半魔人を討ったという大魔道士は今エルボスにいるのか!?」

「エルボスは魔法帝国になっちまうのかなあ?」

「そうなったら俺たちの立場も危ういかもな。」

「くそぅ、魔道士たちめ……」

 

魔法兵隊の力や名声が上がるたびに、エルボス軍の兵士たちからは不安や不満、自分たちの立場を危惧する声が上がり始めました。

 

そんな兵士たちの会話を聞いていた不気味な魔女は兵士たちに言いました。

「ヒッヒッヒッ、お前たち、あの魔道士が邪魔なんだろ?あいつを悪者に仕立て上げればいいじゃないか。半魔人の魔物をあやつっていたのはサイオウだってね。そうすりゃあいつはこの国にいられなくなる。」

(魔法隊なんて作られちゃ困るんだよ。はやめに戦力を削っちまわないとね。)

 

不気味な魔女は多くの兵士たちに噂を流すようにけしかけます。

 

魔法兵隊が強くなるにつれ兵士たちの不満は次第に膨れ上がっていき、エルボス帝国内では兵士と魔道士の小競り合いがたびたび起こるようになりました。

 

 

そんなある時、ある事件が起きました。

 

数名の兵士と魔道士の喧嘩が起きる中、魔道士が放った魔法で兵士が命を落としてしまったのです。

 

これをきっかけに兵士たちの不満は爆発し、今にも魔法兵隊を優遇する国に対して兵士による大規模な反乱が起きようとしていました。

 

 

「サイオウ様……私は、私は……なんてことを……。人を守る力で人を殺めてしまいました……。そして、今にも、兵士たちの反乱が起きようとしています。私は…………極刑ですね……うぅ……」

「……いや、君はやっていない。大丈夫だ。あれは、私がやったことだ。」

「え……?」

「いいかい、君はやっていないんだ。あの時、私の魔法が先にあの兵士に当たっていたんだ。だから殺めてしまったのは私だ。心配はいらない、君は無実だ。」

「し、しかし……」

「君は引き続き民の命を守るためにその力を使うんだ。いいな。もうこのことは忘れろ。」

「……は、はい……」

 

サイオウは強引にその魔道士を説得すると、自ら罪を被り名乗り出ました。

 

『伝説の魔道士サイオウが自国の兵士を殺めた』

 

それは一夜にして国中に広がりました。それをきっかけに、様々な噂が噂を呼び、半間人を操っていたのは実はサイオウだった、とまで疑われるようになりました。

 

そのサイオウへの疑念が魔法兵隊への信頼を失落させ、皮肉なことに、兵士たちの反乱は収まることとなりました。

サイオウは兵士を殺した罪、そして半魔人を操り多くの人々や町や村を滅ぼしたという大罪の疑いで投獄されてしまいました。正式な判決までの間、多くの人々が牢屋を訪れました。

 

そんな中、サイオウが拾って育てていた子供がサイオウの元に訪ねてきました。

子供は泣きながら牢屋越しにサイオウに必死に話しかけます。

「サイオウ!!!!なんでだよ!!!あんたが殺したなんて嘘だよな!?あんたはそんなことする奴じゃない!!あんたがいなくなったら俺はどうやって生きていけってんだ!?なあ!!……ううっ……!」

 

「ジェミニ……ああ、大丈夫だ。私を信じてくれていい。お前の言う通りだ。お前に恥じるようなことはしていないさ。だが、世の中にはどうしようもないことがあるし、事実が正しいとは限らない。何が正しいかなんて、その人の立場や置かれた状況によっても変わるものだ。絶対的な正義なんて存在しないんだ。こうやって私が捕まったのは、私自身の正義を追い求めた結果だ。なんの後悔もないさ。お前はお前にとっての正義を求めていけばいい。それがお前にとって唯一の真実だ。」

 

「どういうことだよ!!言ってることの意味がわからねえよ!!ううっ……」

 

「お前らしく、堂々と胸を張ってお前自身の人生を生きろってことだ。」

「うぅ……分からねぇよ、分かりたくねぇよ……ううっ……」

 

泣きじゃくるジェミニの頭をゆっくりと撫でたサイオウは、自分が首からかけていた笛をジェミニの首にかけました。

 

「お前は優しくて人の痛みの分かるいい子だ。そして優秀な魔道士だ。素晴らしい大人になるさ。だが、まだまだ子供だ。さみしくなったらこの笛を吹くといい。もし私が傍にいられなくても、その笛の音をたよりに風になって駆けつけるさ。」

 

サイオウは牢屋越しにジェミニを抱きしめました。

 

 

それからも様々な人がサイオウの元を訪れ、そして例外なく、カノもサイオウの元に駆けつけました。

 

「サイオウ!!!!!!なんてことだ!!!!」

「…………カノか!!久しぶりだっていうのに、みっともない姿を見られちまったな。」

慌てた様子でカノが牢屋に駆け寄ります。

「お前!!なんで牢屋になんか入れられてるんだ!!お前は例の事件とは無関係なんだろ!全部聞いたよ!!」

「なんでお前が知ってるんだよ!!」

サイオウは驚いた顔をしています。

 

「俺がエルボスに着いたときに、国中の魔道士に話を聞きまくったんだ!!そしたら、とある魔道士からお前が自分の身代わりになって捕まったって聞いたんだよ!!!今すぐ出ろ!!俺が国王に言ってきてやる!!!!」

 

「待て、カノ!!違うんだ!!」

「何が違うんだよ!!!!」

 

「……当時、兵士たちによる国に対しての大規模な反乱が起きようとしていたんだ。その中で起きた兵士殺しの事件は、反乱の暴動が実際に起きるきっかけとしては十分すぎる理由だった。今もし私がこの罪を否定すれば、他の魔道士の誰かが疑いをかけられるだろう。そして再び、反乱が起きてしまう可能性がある。今だって、完全に反乱因子が消えたわけじゃない。この混沌とした事態を治めないと、この国は崩壊してしまうかもしれない。」

 

「だからって、お前が罪を被る必要も理由もねえよ!!!!!」

 

「いや、理由は十分にあるさ。もし反乱が起き暴動が起きれば苦しむのは民だ。政治が乱れ、法が意味をなさず、悪行が横行し、弱い立場の者が武力によって虐げられる、そんな事態に陥ってしまう。

だったらこのまま罪を被っておいたほうが平和じゃないか。おそらく私は極刑だろう。それですべてが解決だ。お前も決して誰にも言うんじゃないぞ、カノ。」

 

「国のために真実を明かさず自分1人が罪を被るだと……?それじゃああの半魔人と同じじゃないか!!」

 

「……そうかもしれないな。だが、彼の気持ちが少しわかる気がするんだ。そして私も同じように人生に幕を閉じるのが相応しいんじゃないかと、今は考えているよ。」

 

「ばかな!!!!!そんなこと俺が許さない!!!お前は無実だろ!!!!」

「いいんだ!いいんだ……カノ。……これが私の幕引きだ。引き際は私自身が決めたいんだ。お前と一緒に旅ができて楽しかったよ。ありがとな。それと、また一緒に旅に出る約束を果たせなくてすまない。」

 

「…………」

 

「大丈夫だ、お前に面倒ごとは残さねぇよ。魔物にもならないから、心配するな。」

 

へらりと不器用な笑顔で言うサイオウ。

こらえようとしてもこらえきれず溢れ出る涙を流しながら、何も言えずにただ無理矢理笑顔を作ろうとするカノ。

 

「……なんだよ、なんて顔してやがるんだよ、カノ……。今度は鼻水じゃなくて……お前の……涙を……魔法で、凍らせれば、いいのか?」

はらはらと零れる涙で詰まる声をふり絞りながら穏やかな笑顔で言うサイオウ。

 

それからしばらく静かで薄暗く湿った場所に、鼻をすする音だけが響き続けました。

 

 

「さあ、もう行け。お前の大切な時間は未来ある命のために使えよ、相棒。」

「あ、あ”あ”ぁ……」

声にならない声を放ち大きく何度もうなずいたカノは牢屋を後にしました。

 

 

それからテラスの村に戻ったカノにサイオウの訃報が届いたのは、その1年後でした。

 

 

「師匠!!どうしたのですか?今日は元気がありませんね。」

ある村では落ち込む光の剣士に、明るく元気な若い剣士が心配そうに声をかけていました。

 

「くっ……いつか、いつか必ず滅ぼしてやるからな……!」

ある場所では湿った風が吹き抜ける中、若い魔道士が涙を流しながら武力の国を後にしていました。

 

「あの馬鹿……カッコつけやがって」

ある魔法の国では強い力を持った魔道士が涙を浮かべ空を見上げていました。

 

「……っ!」

ある町ではいつも明るく豪快な魔道士がただただ泣きじゃくっていました。

 

 

そして時は流れ、その11年後。

 

魔王に挑もうとする2人の若者がいました。

彼らの名前はジェミニ。同じ名前を持つ剣士と魔道士でした。

1人はその身に光の力をまとい、明るさと前向きさと勇敢な心を携えていました。

1人はその身に闇の力をまとい、優しさと繊細さと勇敢な心を携えていました。

 

「さあ、この先にはいよいよ魔王がいるはずだよ。共に必ず生きて帰ろう!」

「ああ、そうだな。頼りにしてるぜ、相棒!」

 

――――――――――

 

語られない物語。しかし確かに存在した物語。

その記憶や記録、人の意思は、思いは、たとえ目に見えずとも形をかえ次の時代へと受け継がれていくのです。

 

Real Fantasy物語 勇者ジェミニの伝説 外伝 ~もう1つの英雄伝説~ 完

 

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